徳之島回顧録 その32(闘牛2009)

 つ、ついに闘牛のフォトムービーにたどり着いてしまった。徳之島にいた頃に聞かされていた話によると闘牛は徳之島の他に宇和島と沖縄で行われているんだと沖縄の闘牛のチャンピオンは徳之島で勝てなくなった牛を向こうで訓練し直したもので宇和島の闘牛は決着をつけないので最強は徳之島の闘牛なんだと。飲みの席で言われたことなのでいい加減でも仕方ないのだがずっと今まで信じ込んでしまっていた。改めて調べてみると全国で闘牛は岩手県久慈市新潟県長岡市小千谷市島根県隠岐の島町愛媛県宇和島市、鹿児島県徳之島町・天城町・伊仙町沖縄県うるま市と6県9市町で行われている。このうち鹿児島県の3町(徳之島町・天城町・伊仙町は徳之島である。ちなみに飲みの席で聞いた決着をつけないのは新潟県長岡市の闘牛だ。ここは国指定重要無形民俗文化財になっているのでそのせいではないかと思われる。

 とはいえ、闘牛ファン人口×その熱量を指数で表すことが出来るとすればきっと徳之島がナンバーワンになるのではないのかと思える。闘牛場は島内に7か所あり正月とゴールデンウィークとお盆と秋の大会とだいたい4回くらい行われていた。2009年の闘牛のフォトムービーをYouTubeにあげると1日で100回くらいの視聴があった。他の動画は鳴かず飛ばずだったのだが13年前の写真がこんなに見る人がいるとはビックリだった。もともと、徳之島で撮ったものを徳之島の人たちに返すつもりで始めた徳之島風情のフォトムービーだったのだが改めて闘牛の人気を知ることになった。

 闘牛は勢子という牛をけしかける人がそれぞれに一人つくのだが挟まれて飛ばされた勢子が病院に運ばれてきたことがあったこともあり、命がけでやっているようにも見えてしまう。

 では闘牛画像を公開します。

亀津の闘牛場です。坂を上っての入場になります。

この土を蹴り飛ばすシーンが迫力あるんだよね

この目に睨まれたら、人間は逃げ出すしかないよ、本気の目だから。

勝利で盛り上がる。帰ってからもお祝いでお祭り騒ぎのはず。

勢子です。マラソンの瀬古とは違います。

試合が始まるまでは穏やかな表情

おーい、逃げるなって

次男参上

顔が白い柄をパンダと呼ぶそうです

客席のガッツポーズで盛り上がりが伝わるでしょ

亀津の闘牛場は高台にあり、この画像からはわかりにくいが海も見えるなかなかいい所です。

雨が降り出してきたがこの気迫

youtu.be

上の画像をクリックすると今回掲載した画像を使用したフォトムービーがご覧いただけます。大きめのモニタで全画面で見ていただければよりお楽しみいただけると思います。

https://www.youtube.com/channel/UCNHsBaKt2guKiDqtHFfCokQ

上記のURLクリックで 南の島から のYouTubeチャンネルに行きます。南国の風景・動植物・行事等のフォトムービーをたくさん用意しております。お気に入りのものが見つかるかもしれませんので、ぜひともお越し下さい。